The Gifted Vol. 6-10（合本）

内容紹介

シティ――その街では、不思議な能力（gift）を持つ者たちによる奇妙な事件が横行していた。警察には決して解決できない不可解な謎に、５人の能力者（gifted）たちが挑む。

密室から次々に人が消える、謎めいたホテル（「神隠しホテル」）。
エンジンが壊れたまま空を飛び続ける、幽霊飛行機（「シティ航空513便」）。
相手に取り憑いて精神を苛（さいな）む、人面疽（じんめんそ）（「悪魔の貌（かお）」）。
降霊会で確実に霊を呼び寄せる、ウィジャ・ボード（「神無き世界へ」）。
最強の能力者に殺された、死者からのメール（「神在りき世界で」）。

秋月涼介の紡ぎ出すミステリーは、本格推理小説を主軸にしつつ、洗練されたグルメ描写の魅力と、世界の仕組みについて小説の形式で考察する壮大なスピリチュアル仮説、という側面も。

ミステリーとグルメとスピリチュアルが奇跡のハーモニーを奏でながら、驚愕に満ちた物語は鮮やかな結末へと収束する。
異能の語り部・秋月涼介が10年の歳月を費やした、「The Gifted」シリーズ第一期、堂々完結!!

収録作:
「Vol. 6 - 神隠しホテル」
「Vol. 7 - シティ航空513便」
「Vol. 8 - 悪魔の貌」
「Vol. 9 - 神無き世界へ」
「Vol. 10 - 神在りき世界で」

（本書は、The BBBのために書き下ろされたオリジナル作品です）